ゲーム業界に就職する方法は大きく3つに分けられます。
1つ目は、ゲーム関連のコースがある専門学校に通うパターンであり、卒業生はゲーム会社を志望するのが一般的です。専門学校のコースによって習うことは違っており、それぞれで身につけた技能を活かせる職種を選択することになります。
たとえば、グラフィックやプログラミングのコースで学べば下流のゲームづくりに携われますし、シナリオのコースで勉強すれば上流の企画に配属されることも
あるでしょう。
いずれにせよ、就職前に体系的に基礎的なノウハウを習得できます。
2つ目の方法は、ゲーム会社でアルバイトとして働くことです。
よくあるのはテストプレイヤーの募集に申し込んで、デバッグの仕事の貢献することです。
小規模なゲーム会社であれば、そこで多くの実績をあげることで、正社員への登用の話が出るケースも珍しくありません。
大規模なゲーム会社であっても、経験を積んでおくことで応募したときのアピール材料になります。
またプログラマーなどの専門職に応募して、非正規社員として雇ってもらい、実績に応じて正社員に変更されるケースも多いです。
優秀な専門職は慢性的な人材不足であるため、テストプレイヤーよりも魅力的に感じてもらえるでしょう。
3つ目の方法は、他の業界から転職するパターンです。
たとえば、計測機器のメーカーで物理演算のシミュレーションを行っていた人が、転職して活躍している事例もあります。
体の挙動の相互関係や風の影響による自然の変化などを、ゲームで再現するのは用意ではありません。プログラミングやグラフィックの知識だけでは不十分です。彼らに指示を与える物理演算のプロフェッショナルがいれば、リアリティのある表現が可能になります。
その他にも、ミュージシャンとして活動していた人がゲーム音楽の制作者になる
ケースも少なくありません。3つ目の方法は少数派ですが、好待遇で迎えられるケースがよくあります。